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坐骨神経痛とは？

　坐骨神経痛とは何の病気？実は坐骨神経痛は病名ではなくいろんな病気に伴う症状なんです。我々人間の体で最も太い神経で、腰から始まり、お尻、太ももの後ろ側を通り、足先までつながっています。この坐骨神経の通る道沿いに、お尻や太ももの後面に神経の痛みがあることを「坐骨神経痛」と呼びます。

なぜ坐骨神経痛になるのか？

　原因は色々です。坐骨神経は腰椎で始まる神経で「腰椎椎間板ヘルニア」、「脊柱管狭窄症」、「腰椎すべり症」、「ぎっくり腰」、「梨状筋症候群」などの原因で発作します。他にも気候の変化、腰への負担や過重、加齢にも影響します。

坐骨神経痛の検査は？

まずは、腰痛やお尻の後ろと太もも当たりからの痛みなどの臨床症状があり、ＣＴやＭＲＩなどの精密検査で診断は難しくではありません。レントゲンの検査だけでは確定診断できません。

坐骨神経痛の治療は？

　一般的にまず保守的治療となります。保守的治療で症状を治まらなければ、外科的治療法が考えられます。

　１、保守的治療法です。まず患部の安静を保つことです。坐骨神経痛で発作する場合は、いきなり不適切な運動療法をすると症状の悪化を引き起こすこともあるため、運動療法を含め無理な運動をしないことが必要です。症状が安定したら、医師指導のもとで適度な運動で筋肉をほぐす効果がある。

　２、理学的治療法です。遠赤外線、低周波、マイクロ波照射などの温熱療法とストレッチ、機能回復などの手技療法があります。

　３、薬の使用です。消炎鎮痛剤や筋弛緩薬、血管拡張剤、湿布などを使用することで痛みや筋肉の凝りをとったり血行を促進する。麻酔薬、ステロイド剤で直接患部の神経をブロック治療法も近年最も使われております。

　４、外科的治療です。保守的治療方法が効かない場合には、外科的治療言わば手術治療を行うことが考えられます。

　５、東洋的治療法です。遠い昔から人類の祖先は厳しい大自然の中で生き残るため、いろいろな知恵を作り出しており、中でも東洋医学が薬や外科など現代医学が生まれていない時代に特に人類の繁栄に大きな貢献をしています。マッサージや漢方薬、はり、お灸、吸い玉などの伝統的治療方法が２１世紀のいまでも臨床上よく使われております。

　外科手術治療で下半身の麻痺などの医療事故や高齢で手術に耐えられないなどいろなリスクが伴うことも考えられます。大事なのは、保守的治療法、東洋的治療法または外科手術をどちらを選ぶか真剣に考えてから自分に一番合う治療法を選ぶことが大事です。